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マイホーム購入に貯金はいくら必要?建売購入時に支払った現金

お家を買うのにいくらぐらい手元に現金があればいいだろう?
家を買う時は住宅ローンを組む人がほとんどだと思いますが、現金もある程度必要。
でもある程度って、どの程度??
いくらくらいあれば安心なのかって、よく分からないですよね。
わが家も貯蓄がたんまりあるわけでは決してなかったので、家を買うってなって心配だったのは
- 家買ったあといくらぐらい残るだろう…
- ていうか家を買うのに現金いくらぐらいいるだろう?
家を買って貯金を使い果たすわけにいかないし、そのあと困らないくらいのお金を残さないといけないので。
ということで、この記事では実際にわが家がマイホーム(建売)を購入した時に必要だった現金についてまとめました。
そこから見えてきた、最低限のライン、このくらいあると安心のラインについても考えていきます。
- 建売購入にどんな現金支払いがあるのか
- 3000万のマイホームに現金は実際いくら必要だったのか
- 貯金0でもマイホームは買える?
- いくらぐらい貯金があると安心なのか
注文住宅はまたすこし事情が違ってくると思いますが、建売購入を検討している方はぜひ参考にしていただければと思います。
マイホーム購入に必要な現金支払い 【わが家の場合】
住宅購入に付随して必要になるもろもろの現金支払い。
今は『諸費用ローン』なるものがあり、必ず現金で支払わなければならないものは以前に比べて少なくなりましたね。
昔は頭金も2割3割当たり前。
そのくらいの貯蓄がないのに家を買うな!みたいな時代もあったようですが、今はそうじゃない。

わが家も住宅ローンは10割ローンで頭金は入れていません。
そんなフルローンを組んだわが家。
何にいくらくらいの現金支払いが必要だったのか、実例をご紹介していきます。
現金支払い総額は400万円
結論としてマイホームの購入にわが家が必要だった現金支払いは合計400万円でした。
ただし、手付金だけは一時的な支払いなので、本当の意味での現金支出は250万円です。
- 金額 3180万円(新築一戸建ての建売)
- 旧居から徒歩5分くらいのところ
- ハウスメーカーは飯田産業
- 住宅ローンでフルローン借入
- 夫婦2人の共有名義(2人でローンを借りた)

当時は『貯蓄から250万円が減ってしまう』というのはけっこうな恐怖でした
ではわが家の現金支出400万円の内訳と、項目ごとの説明していきます。
現金支払いの内訳一覧
わが家の建売一戸建購入に必要だった現金を一覧表でまとめました。
項目 | 金額 | |
---|---|---|
1 | 手付金 | 150万円 |
2 | 諸費用(契約関係) | 95万円 |
3 | 引っ越し費用 | 4万円 |
4 | カーテン・カーテンレール | 26万円 |
5 | 家具 | 50万円 |
6 | 後付け設備 | 75万円 |
合計 | 400万円 |
次に、項目ごとに説明していきます。
手付金(150万円) | マイホーム購入に必要な現金
わが家が支払った現金の中で1番高額だったのは『手付金』の150万円でした。
不動産売買の契約時には、ほとんどがこの手付金を納めることになると思います。
手付金とは
売買契約が結ばれた際に相手方の債務不履行の有無を問わず解約権を認める目的の為、あるいは相手方に債務不履行があった場合には損害賠償もしくは違約金として買主から売主に対して支払われる金銭です。
引用: 手付金とは | 公益社団法人 不動産保証協会
手付金を支払っても売買代金の一部を支払ったことにはなりませんが、契約時に「手付金は、残代金支払時に売買代金の一部に充当する」などと定められて売買代金の一部に充当されることが一般的です。
かみ砕いて言うと、手付金とは
契約後に「やっぱ買うのやーめた」「やっぱ売るのやーめた」と簡単に言えないようにするために納める約束のお金のことです。
買主の事情で契約を解除する場合は、手付金は放棄しなくてはなりません。
売主が契約を解除する場合は、手付金を返還だけでなく、さらに手付金と同額を買主に支払わないといけないのです。

倍返しだ!
わが家はこの手付金として150万円をお支払い。物件本体価格の約5%です。
ある一定の割合、または金額を超える場合、第三者による手付金等の保全義務が生じるので、これを回避するために多くても1割程度になることが多いそうです。
実際のところは、この金額は売主さんと相談して決まるので、個人の売主さんだとなかには『手付金は10万円でいいよ』なんてこともあるのだとか。
ただ、売主が大手のハウスメーカーの場合はあまり低くはならないと思うので、やはり購入価格の1割程度を覚悟しておいたほうがよさそうです。

貯金がない場合、この手付金を工面することが最初の難関。
諸費用(95万円) | マイホーム購入に必要な現金
次は住宅購入時に必要になる諸費用です。
内訳は諸費用の記事で詳しく説明しているので合わせて読んでいただければと思いますが、わが家は契約関係だけの諸費用で95万円かかりました。
おそらくこのわが家の諸費用95万円というのは、かなり少ない方です。
というのも、わが家は仲介手数料がタダ。
それ以外にもいろいろ工夫して諸費用を抑えています。誰でもマネできる節約術なので下記の記事もぜひご参考に。

諸費用ローンを利用すれば必ずしも現金で支払う必要はなくなるけれど、物件価格で借入可能額がいっぱいの場合は借りたくても借りられないので気をつけてください。
基本的に金利も高い傾向にあります。
引っ越し費用(4万円) | マイホーム購入に必要な現金
続いて引っ越し費用。
これは運ぶ量や距離でかなり差が出そうですが、わが家の場合はとんでもなく安くて4万円弱のみ。
買った家がもともと住んでいたところから歩いて5分、みたいな場所だったので、運べるものは自分で運んで節約しました。
大物家具・家電は新調したものが多かったので、引越し費用は安くすんだ分、家具・家電代の方にお金がかかりました。
カーテン・カーテンレール(26万円) | マイホーム購入に必要な現金

カーテンとカーテンレール代は、ハウスメーカーのオプションにしたり、建築業者に依頼してしまえば、ローンに組み込んで一緒に借りることができる場合も。
割高にはなるけど、現金の出費が抑えられるのは助かるし、入居したらカーテンがもうついてるってのは嬉しい。
【カーテンに関する記事はこちら】
わが家は自分たちで購入・取り付けをしました。
カーテン代とカーテンレール代合わせて26万円。11窓分ともなると大きな出費です。

1窓1万円に抑えても、10窓あればカーテンだけで10万ですからね。
かっこいいシェードとかブラインドとか、こだわれば100万円!なんてこともあるので、カーテン侮るべからず…
家具・家電(50万円) | マイホーム購入に必要な現金
続いて家具・家電代。
これまでの家具・家電を流用すれば限りなくゼロに近づけることは可能なんですけど、なんせ夢のマイホームですからね。
やっぱり新しいものを買い揃えたくなります…
- 冷蔵庫
- ダイニングセット
- テレビボード
- 無印のシェルフ
- ベッド×二台
- 無印のソファー

けっして高いものを買ったわけではないんですけど、あっという間に50万円。
後付け設備(75万円) | マイホーム購入に必要な現金

最後に後付け設備です。
わが家の建売は便利設備が全く付いていない物件でして、いろんな設備を引き渡し後に後付けしました。

これもハウスメーカーのオプションで付けてしまえばローンに組み込めるので、必ずしも現金は必要ないですが…
オプションめちゃ高い!!!
オプションをやめたことで結果的にかなりの節約になっているので、現金の支払いは増えましたが納得してます。
貯金ゼロだと家を買うのはかなり厳しい?
ここまでわが家が実際に支払った現金項目を見てきましたが、貯金ゼロで家を買うのはかなり厳しいというのが分かると思います。
最低限必要な費用
- 手付金
- 引越し費用
このあたりが現金で準備できれば、それ以外はローンに含めたり諸費用ローンを借りればなんとかなるかと。
ですが諸費用ローンにしても、組めるだけの借入可能額がなければ自前で用意するしかないし
もろもろオプションを付けるにしても、かなり割高になることは覚悟しないといけないです。

住み始めたあとも、なんだかんだ細々した買い物が必要で、ちりつもでけっこうな金額に。
現金がいくらあればいい?
わが家の個人的な見解ですが、マイホームを購入するのに必要な現金はこんな感じ。
なんとか買える:手付金が払えるくらいの現金
とりあえず安心:諸費用すべてを払えるだけの現金
あるとベター:上記+100万円
わが家のマイホーム(建売)3000万円のケースだと
なんとか買える:150万円(手付金分)
とりあえず安心:250万円(現金払い分全部)
あるとベター:250万円+100万円
現金支払い分で貯金が底を尽きるとかなり怖いので、何かあってもしばらく暮らしていけるだけの貯金を残しておけるのがベストかなというのが正直なところです。
やっぱり貯金は必要だけど、マイホーム購入の現金支払いは工夫次第で減らせる
ここまでの内容を簡単にまとめると
- わが家のマイホーム購入に伴う現金支払いは400万円
- 実質的な現金出費はそのうちの250万円
- 最低でも「手付金」分は現金用意しておく必要あり
- オプションにしたり諸費用ローンを借りることで現金支払いせずに済ませることは可能
今は昔ほど頭金も必要ないし、貯金がそれほどなくても住宅購入がしやすくなってきていると思います。
それでも、家を買ったら貯金が底をついてしまってはあまりにも心許ない。
何かあっても数ヶ月暮らしていけるくらいの現金は手元に残しておきたいですね。
せっかくマイホームを買うのなら、豊かな暮らしを実現したいですからね。
それほど貯蓄がない中でマイホームを購入した経験ももとにわが家の現金支払いについてまとめてみました。
各ご家庭の財政状況や、購入物件の金額によって差がありますが、この記事がこれから住宅購入を考えている方の参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました。