\Follow me/
フラット35を連帯債務で収入合算するメリットとデメリット
こんにちは、収入合算して住宅ローンを組んだマド(@floorplan13)です。
今回は、連帯債務で収入合算したわが家にとっての「メリット」と「デメリット」はなんだったのかをまとめました。
わが家の住宅ローンはフラット35:連帯債務で収入合算
わが家の住宅ローンはフラット35です。
当時、家を買うまえに転職しており、勤続年数1年未満という状況だったため、住宅ローンはフラット35一択でした。
その一択のフラット35で、希望の借入額にあと少し届かないという事態に。
借入可能額をあと少し伸ばすために、連帯債務で収入合算をするという選択をしました。
連帯債務で収入合算するメリット
多くの金融機関では、収入合算する場合は連帯保証人が必要ですが、フラット35の場合は連帯保証人は必要ありません。
その代わり、「連帯債務」という形で収入合算になります。
「連帯保証」でも「連帯債務」でも、収入合算をすれば
✔ すぐに家を買える
✔ 融資額を増やせる
というメリットは同じです。
ですがこれが「連帯債務」ならばさらに
✔ 住宅ローン減税
に関してもメリットがあります。
わが家のメリット①:借入希望額に届く
まずなにより、収入合算することで借入希望額に届く。
つまり
いま家が買える~!
ということ。
わが家の場合は、あと少し融資額が希望に届かなかったので、いくつかあった選択肢の中から「収入合算」して融資額を増やすことにしました。
「転職」と「車の買い替え」が融資額に響いてしまったことについて、下記の記事でまとめています。
頭金を入れるかカーローンを返済するという道もありましたが、手元の現金を減らすことなく家が買えたのは「収入合算」を選んだからです。
わが家のメリット②:住宅ローン減税の恩恵を夫婦で受けられる
もう一つの大きなメリットは、連帯債務で収入合算をすると、連帯債務者二人とも住宅ローン減税を受けることができる点です。
通常、金融機関での収入合算は「連帯保証人」を付ける形ですが、この場合は借り入れる本人しか住宅ローン減税を受けることができません。
連帯保証人
保証とは、「主たる債務者(借り入れをする本人)が債務を履行(借り入れの返済)しないときに、その履行をする責任を負う」ことをいいます。
そして、保証人が主たる債務者と連帯して債務を負う場合を連帯保証人といいます。
引用:住宅ローンの「連帯債務者」と「連帯保証人」の違いを解説 | 住宅本舗
連帯債務者
連帯債務者とは複数の債務者(借り入れをする人)が債権者(金融機関等)に対し、同一内容の債権(住宅ローン)を一緒に返済する人のことで、それぞれが独立して返済する義務を負います。
連帯債務では、一方が債務を完了すると他方の債務も完了します。
引用:住宅ローンの「連帯債務者」と「連帯保証人」の違いを解説 | 住宅本舗
連帯保証人の場合は、主たる債務者は一人だけです。
一方、連帯債務の場合は、債務者それぞれが返済義務を負っており、それぞれに住宅ローン控除が受けられます。
年間に支払う税金も、ある程度給与がないと相殺しきれないので、2人で控除が受けられると戻ってくる税金が増えるのでありがたいです。
連帯債務にする場合は、持分割合といって債務者それぞれが何割ずつ費用を負担するのか割合を定めます。
住宅ローン控除もこの持分割合に従って控除されます。
わが家の場合は、夫が65、私が35です。
共働き家庭には嬉しい
わが家のメリット③:その他
そのほかのメリットを考えてみると
✔ 私も家を所有している
✔ 私の一存を無視してかってに売ったりできない
そんなところでしょうか。
マインドの問題ですね。
「誰のおかげでこの家に住めてると思ってるんだ!」とか、そんなこと言わせねーぜっ!って思える(笑)
ちなみに連帯債務は民間の金融機関では行っていないそうなので、フラット35で収入合算を検討している方のメリットになります
連帯債務で収入合算するデメリット
では反対に収入合算したことでどんなデメリットがあるのか。
わが家にとってのデメリットは2つ。
✔ 二人とも保険に入らないといけない
✔ 私は働き続ける想定
専業主婦にはなれない・・・?
わが家のデメリット①:万が一の時の保険に夫婦二人とも入らなくてはならない
連帯債務の場合、それぞれが返済義務を負っているから住宅ローン控除も二人とも受けられることがメリットでした。
ですがその反面、それは万が一の時に備えて二人とも保険に入ることを意味します。
それに対応するために、フラット35は夫婦で加入できるデュエット(夫婦連生)という団信があります。
フラット35が連帯債務であるがゆえの保険だね
デュエット(夫婦連生団信)
連帯債務者であるご夫婦2人で加入することができる制度です。
ご夫婦のどちらか一方の加入者が死亡または所定の高度障害状態になられた場合には、住宅の持分や返済額等にかかわらず、残りの住宅ローンが全額弁済され、ローンの返済義務は残りません
引用:https://www.flat35.com/danshin/shinki/merit.html
しかしもちろんのことながら、2人とも団信に加入するとなると保険料もそれなりにします。
2019年7月15日現在フラット35のHPでは、このデュエット団信に加入する場合、金利は+0.18%上乗せになるそうです。
借入金が3000万円で35年ローンの場合、金利が0.18%上がると約106万円もの金利が上乗せになります。
これはちょーイタイ
住宅ローン控除を夫婦で受けられてもこのインパクトはカバーできないんじゃないかな
わが家のデメリット②:働き続ける想定
二つ目のデメリット。
それは私は基本的に働き続けなくてはならないということ。
わが家の場合は収入合算をしたとはいえ、なんとか一馬力で返していける程度の借入にとどめているので何とかなるとは思います。
ただ、二馬力の想定でがっつり借入をしているご家庭の場合は、基本的には何が何でも働き続けなくてはならないでしょう。
これは精神的にけっこうきついものがあります。
いざとなったら辞められる、という逃げ道が作れない状態にしてしまうのはつらい・・・
これから収入合算しての借入を検討している方がもしこの記事を読まれていたら
幸せになるためにマイホームを買うんだ
ということを忘れないで、家を買ったがために苦しむということにならないよう、借入金額は是非慎重に検討をしてもらいたいと思います。
連帯債務で収入合算するメリット・デメリット:まとめ
✔ 連帯債務なら夫婦二人とも住宅ローン控除の恩恵を受けられる
✔ 同時に連帯債務はそれぞれが返済義務を負っている
✔ 二人とも万一の時に備えて保険に加入する必要がある
✔ デュエット団信は一人団信より100万近く支払金利が高くなる
✔ 基本的に働き続けなくてはならず精神的にきつい
✔ 幸せなマイホーム生活のために借入金額は慎重に決めたい