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フラット35の連帯債務で「団信に入らない」という選択 | たったひとつ気を付けるべきこととは?
こんにちは、35年ローンをがんばって返済中のマド(@floorplan13)です。
突然ですが、みなさんの住宅ローンの保険は団信ですか?
わが家の住宅ローンはフラット35なのですが、実は団信の加入は任意だということをご存知でしょうか?
そしてわが家は悩んだ末に、団信には入らずに「一般の生命保険に加入する」という選択をしました。
今回は、わが家が住宅ローンを組む時に選んだ保険のお話をしたいと思います。
✔ フラット35の住宅ローンを検討している方
✔ フラット35の連帯債務でデュエットに加入するか悩んでいる方
✔️ 団信が任意の場合の保険の選択肢について知りたい
わが家のように団信に加入せずに、自分で選んだ生命保険に加入しようと思っている方は
ひとつだけ気を付けなくてはならないことがあります。
とても大事なことなので、そこだけでも読んでいってもらえれば幸いです。
詳しくは目次の「団信に加入しない場合のたったひとつの注意点」をどうぞ
- 「団信に入らない」という選択をしたわが家が選んだのは、夫婦で「一般の生命保険」
- 団信に加入しない場合のたったひとつの注意点
- フラット35で団信には入らずに生命保険に加入した理由まとめ
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「団信に入らない」という選択をしたわが家が選んだのは、夫婦で「一般の生命保険」
フラット35で住宅ローンを組んだわが家の保険は「団信」ではなく「生命保険」です。
フラット35の場合は団信は任意加入なので、団信に加入するか、ほかの保険に加入するか選ぶことが可能です。
銀行などの金融機関で住宅ローンを組む場合は、団信の加入が必須であることがほとんどだと思いますが、フラット35はこの辺も独特ですね。
フラット35で収入合算すると「連帯債務」=夫婦で保険に加入
銀行で収入合算してローンを組む時
基本的に「債務者」は一人で、収入を合算した人は「連帯保証人」になります。
この場合、保険は債務者一人が加入すればOKです。
一方フラット35は、収入合算する場合、連帯保証人ではなく「連帯債務」という形をとります。
この場合は、収入合算した人も債務者の一人であり(つまり債務者が二人いる)、返済の義務をそれぞれが負っています。
そのため、債務者二人とも保険に加入することになります。
わが家は夫婦で連帯債務のローンを組んでいるので、私も保険に加入しているわけです。
連帯債務で収入合算する場合のデメリットについて下記の記事でまとめていますが
2人分の保険料がかってしまうという点はわが家にとってもデメリットの一つです。
保険料ダブルパンチ
わが家が選んだ保険:夫婦で収入保障保険+定期保険
住宅ローンを組む場合、債務者の万一に備えて保険に加入するのは必須ですが、フラット35はたまたま団信の加入が任意だったので、どうするか悩んだ末に
結果一般の生命保険に加入することにしました。
団信代わりの保険として選んだのは
「収入保障保険」と「定期保険」です。
わが家が選んだ保険について少しご紹介します。
収入保障保険
まず、柱となる保険が「収入保障保険」です。
ご存知の方も多いかと思いますが、収入保障保険とは
「生活保障保険」や「家族収入保険」とも呼ばれ、契約時に定めた保険期間内に、被保険者が死亡したり高度障害になったりした場合に、残された遺族が保険金を一括で受け取らずに、分割して決められた金額を年払いや月払いで受け取ることができる保険をいいます。
引用:収入保障保険とは|金融商品ガイド
年金や、毎月のお給料のように保険金を受け取ることが特徴の保険です。
そのため、保険金支払事由の発生が遅くなるほど、受け取る保険金総額が少なくなります。
こんな感じで、若いうちに万一のことがあった場合は受け取る年数が多くなるので、保険金総額が多くなります。
一般的には若いうちのほうが子どもがまだ小さかったりして必要がお金が多い傾向にありますよね。
必要な時期に必要な保障は確保しつつ、保険料を割安にした保険です。
わが家が実際に加入している保険は下記の記事でくわしくまとめているので、もし興味がありましたら合わせてご覧ください。
定期保険
もうひとつかけているのが、定期保険です。
この保険は私にだけ掛けていて、一番お金が必要になる期間にだけスポットで加入しています。
子どもが大学を卒業するころまでの生活費と学費をカバーするのが目的です。
私にだけ掛けている理由は主に二つあって
✔ 仕事に加えて家事・育児がプラスされると間違いなく回らなくなると予想
やはりママが死ぬと、これまで家のことを任せていた旦那様は回らなくなると思います。
そんな時に、家のことを外注できる費用や余裕があったほうがいいだろうと考えました。
こんな感じで、わが家では収入保障保険をメインにサブでスポットの定期保険という掛け方をしています。
デュエット(夫婦連生団信)
わが家は生命保険を選んだものの、任意とはいえやはり団信に加入する人のほうが圧倒的に多いと思います。
ただ、先にもお伝えした通り、フラット35で収入合算する場合、債務者二人とも保険に加入する必要があるので、デュエットという夫婦で加入できる団信があります。
加入する場合は支払い金利が上乗せになるのですが
わが家がこのデュエットに加入するのに二の足を踏んだのは、まさにこの金利が原因です。
2019年8月2日現在、デュエット団信の上乗せ金利は+0.18%でした。
借入金が3000万円で35年ローンの場合、金利が0.18%上がると約106万円もの金利が上乗せになる計算になります。
このくらいの保険料になると、団信どうしようかなって悩む気持ち分かっていただけるんじゃないかなぁと思います
団信の保険料 VS わが家の保険
結局のところわが家の場合、デュエット団信に加入した場合と、生命保険に入った場合とで保険料はどの程度違うのか?
比較してみます。
デュエット団信
項目 | 金額・金利 |
---|---|
借入金額 | 3180万円 |
借入期間 | 35年 |
返済方法 | 元利金等 |
団信上乗金利 | ※0.348% |
デュエット | ※1人加入の1.57倍 |
保険分支払金利 | 346万円 |
※団信の金利はわが家が加入時のもの。
収入保障保険+定期保険
項目 | 掛け金/月 | 支払年数 | 支払合計 |
---|---|---|---|
収入保障(夫) | ※8,790円 | 34年 | 358.6万円 |
収入保障(私) | 3,470円 | 37年 | 154万円 |
定期保険(私) | 2,100円 | 25年 | 63万円 |
保険料払込合計 | 14,360円 | – | 575.6万円 |
※夫の保険は住宅ローンペイ分(団信相当分)と生活費保障分、金額にして月額15万円をこの保険一つにまとめているので高額になっています。
一見、生命保険のほうが高額に見えますが、団信以上の保障にしていることと、定期保険を追加でかけているのでこのような結果になりました。
夫の収入保障の月額を住宅ローン相当分のみで考えると、月の掛け金は4200円ほどになるので、保険料払込総額は約170万円くらいです。
私と夫の収入保障保険の保険料払込だけで考えると、団信相当分の保険料総額は
約330万円
になります。
住宅ローンをペイするという目的だけで考えると、選ぶ生命保険によっては団信よりも安くできると思います。
もうひとつ、生命保険のいいところは
「途中で見直していける」ところだと思います。
わが家の収入保障保険は掛け捨てなので、もっと割安でいい保険があれば乗り換えるかもしれません。
保険もどんどん変わっていくので、節目に都度見直すようにしたいと思います。
団信に加入しない場合のたったひとつの注意点
最後に、団信の代わりに生命保険の加入を考えている方に、ひとつだけ気をつけていただきたいことをお伝えします。
それは
住宅ローンを組む前に生命保険に加入すること
これだけです。
実はわが家はこれでちょっとヒヤヒヤしました。
生命保険は必ず加入できる保証はありませんよね。
団信の加入を断ったあとで生命保険の審査に通らなかった場合、「加入できる保険がない」という最悪の事態になりかねません。
住宅ローンを組むときは、保険は早めに行動が吉です!
本当にこれはお気をつけください。
ちなみに、すでに加入している保険の保障金額の見直しも、住宅ローンを組む前はしない方がいいです。
団信などの住宅ローン用の保険に入ると、加入済みの保険がある場合は保障が手厚くなりすぎるので見直したくなると思いますが
保障額は一度下げると上げることができないものが多いので、かならず保険に通ってから金額の見直しをしてくださいね〜!
わが家はすでに入っている保険を増額すればいいやと安易に考えていて、団信を断ってから増額ができないことを知って慌てました
そのあと追加で申し込んだ保険の審査にいくつか落ちてしまい、すこし割高な保険に加入せざるを得ませんでした。
入れただけ良かったね
金利上乗せ分と保険料の比較も、希望の保険に加入できないと正確な比較はできないので、フラット35で生命保険を団信代わりにと考えている方は
保険はお早めに!!
フラット35で団信には入らずに生命保険に加入した理由まとめ
ということで、わが家は悩んだ末に団信に入らずに生命保険でカバーすることにしました。
保険料も同じ保障内容で考えても割安になったし、これから見直していけるという点でも、わが家にはメリットだと感じました。
フラット35 で住宅ローンを考えている方に、参考になれば幸いです。
✔️ 夫婦で 連帯債務の場合は2人とも保険に加入
✔️ フラット35には夫婦で入れるデュエット団信がある
✔️ 生命保険と比較して団信に入らない選択をした
✔️ 団信代わりに生保加入する場合は早めに審査を
✔️ 必ず加入できるとは限らない