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貯金が少ない人は頭金ゼロでマイホームを買ったほうがいいと思う理由
こんにちは、頭金ゼロでマイホームを購入したマド(@floorplan13)です。
マイホームを購入するとき頭金いくら入れるかで悩みませんでしたか?
わが家は悩んだ末に頭金ゼロ、10割ローンにしました。
そして今思うことは
頭金入れなくてよかった
です。
ということで今回は、貯金が少ない人がなぜ頭金ゼロで家を買ったほうがいいと思うのかをまとめていきます。
✔ 頭金ゼロで家を買うことは決して危ないわけではない理由
✔ むしろ頭金を入れるほうが危ない場合
✔ 頭金ありとなしで金利と返済額にいくら差が出るのか
✔ 頭金ゼロで家を買うときに気を付けるべきこと
頭金を貯めてからマイホームを買うのと、頭金ゼロで買うのとでは何がどう違うのか?
わが家に近い具体例で見ていきます。
※
貯金が頭金2割貯まるまで待つ?頭金ゼロで家を買う?
マイホームの購入には頭金を2割
という、ある程度頭金を入れないと家が買えない時代がありました。
最近では頭金なしで10割借りるフルローンや、諸費用まで込みで借りることができる諸費用ローンなんていう商品もあり、住宅ローンの借り方は多様になっていますよね。
そのおかげで、わが家も手元のお金を残しつつ家が買えたわけであります
貯蓄に余裕があればいいのですが、マイホームの購入となると1割でも数百万とします。
貯蓄が少ない場合は
✔️ 頭金が貯まるまで待つ
✔️ 頭金なしで買う
どちらかになると思います。
マイホームをあきらめる!!!
という選択肢は今回は排除していますよ(笑)
私は、貯金が少ない人は頭金は入れずに家を買ったほうがいいと思っているんです。
それはなぜか?
上記の2つのケースを具体的に考えてみたいと思います。
ここではわが家と同じ建売を買う想定ね
物件本体価格は3000万円で考えてみるよ
貯金が少ない人が頭金に2割入れてマイホームを買うとどうなるか
わが家に近い例として
✔️ 物件本体価格は3000万円
という条件で考えてみます。
頭金を2割入れる場合、この物件を購入するのに必要な頭金は
600万円です。
頭金600万円!!!
すると住宅ローンの借り入れ額は2400万円だね
貯蓄が少ない人の場合ですから、例えば現時点で貯金が60万円だとしましょう。
そして、マイホームのために頑張って毎月5万円、年間60万円を頭金のために貯めるとしましょう。
2割貯まるまであと〇年は家が買えない
頭金600万円を用意するには、月5万円を貯めたとして何年かかるでしょうか。
貯金が60万円だからあと540万円。
月5万だと、1年で60万円貯まるから、9年で540万円ですね。
9年なんて待てるかぁ!
って絶対なりますんで、ボーナスも貯金することにします。
1年で80万円のボーナスを貯めるとして
60万円+80万円
=140万円/年
4年間頑張れば560万円。
もとの貯蓄60万と合わせて620万円!
頭金2割に到達!
4年!!!
もし1割なら頭金は300万円なので、2年あれば貯められますね。
〇年後に果たしてローンが借りれるのか
わが家が家を買ったのは夫が36歳の時です。
もし頭金2割が貯まるまで4年間待ったとしたら、40歳になってましたね。
その時に、果たしてローンが借りれるのでしょうか。
住宅ローンを借りる頃
✔️ 団信に通るか?
✔️ 安定した収入を得ているか?
住宅ローンが通らないと家は買えません。
頭金がやっとたまったその時に、住宅ローンは借りれるのか?
その時になってみないとわかりません。
完済年齢が遅くなる
多くの方は35年ローンを組みますよね。
わが家は36歳で家を買いましたから、繰り上げ返済をしなければ完済年齢は71歳です。
もし40歳で買っていたら、75歳です。
当たり前ですが、遅く買うほど完済時の年齢が高くなってしまいます。
年金生活中の返済期間が長くなると、貯蓄を切り崩す期間も長くなります。
何歳まで働いていられるのかも分からないし、完済年齢が後ろ延ばしになるのはかなりリスキーだと思います。
手元に現金がなくなる
4年かけてようやく貯めた600万円を、本当に頭金として入れたとしましょう。
借り入れは2400万円なので、月々の返済は軽くなりますね。
ただし、手元にあった620万円の貯金は20万円になります。
手元の現金が20万円って心もとなすぎる
頑張って4年頭金を貯めて、手元の現金が20万円になる。
それが、貯金が少ない人が頭金2割貯めてマイホームを買う時の現実。
私が頭金ゼロだっていいじゃんと思っている理由はここにあります。
頭金ゼロでマイホームを買うとどうなるか
では次に、頭金ゼロでマイホームを買うとどうなるのか?
考えてみます。
一昔前は、「頭金をいらないなんてけしからん」といった風潮がありましたね。
家を買うのにはたしかにお金がいるしね
そのくらいのお金は用意しておかないとっていう意味もあったと思うよ
デメリット
頭金ゼロで家を買うデメリットは大きく3つ考えられます。
✔️ 借入金額が多くなる
✔️ 月々の返済額が高くなる
1.金利が高くなる
まず、10割のフルローンで住宅ローンを組もうとすると、金利が高くなります。
少しでも頭金を入れようか悩むのはここらへんの事情もありますね。
わが家のようにフラット35の場合。
ネット系で人気のARUHIだと、融資金額が9割か10割かで金利が0.44%も違うそうです。
融資率9割以下の【フラット35】と違う点は、審査がより慎重になることと融資率9割以下の金利と比べ、融資率9割超の金利は少し高く設定されていることです。金利については、融資率9割以下の金利と比べ0.44%の差があります
引用:10割融資を受けたい方|アルヒマーケティング株式会社
また、銀行系のローンでも、融資金額が90%以内だと金利がさらに優遇されたりと、10割で借り入れるほうが金利が高くなる傾向にあります。
だった0.1%の差でも、住宅ローンは借り入れ金額が大きく、借り入れ期間も長いので、トータルで何十万円も差が出てきます。
例えば3000万円、35年ローンの場合
Aプラン: 0.4%
Bプラン: 0.5%
AとBの金利の差額は55万円にもなります。
2.借り入れ金額が多くなる
頭金を入れないので借り入れ金額が増えてしまいますね。
借り入れ金額が多いことでも、トータルの支払い金利は増えてしまいます。
3.月々の返済額が高くなる
これらが頭金ゼロで家を買う時のデメリット。
やっぱり頭金なしは良くないんじゃない?
つぎは頭金を入れないメリットを考えるよ
メリット
なんだよ頭金ゼロはやっぱりデメリットだらけじゃん!
と思ったかもしれませんが、次はどんなメリットがあるのか考えてみます。
✔️ 手元に現金を残せる
✔️ 超低金利で多額の借り入れができるのは住宅ローンくらい
私はこれらのメリットはデメリットを超えると思っています。
頭金1割を入れるために、2年間頑張って340万まで貯金をして、300万円頭金入れて、手元に40万残って、月々の返済はいくら減ると思いますか?
頭金入れた時と頭金ゼロの時の金利と月々返済額の比較
A: 頭金ゼロ
B: 頭金1割
C: 頭金2割
この3パターンの「金利総額」と「月々返済額」がどのくらい違うのか比較してみます。
金利1%の場合
プラン | 頭金 | 借入額 | 金利総額 | 月々返済額 |
---|---|---|---|---|
A | ゼロ | 3000万 | 556万 | 84685円 |
B | 1割 | 2700万 | 501万 | 76217円 |
C | 2割 | 2400万 | 445万 | 67748円 |
頭金1割入れるごとに
✔️ 金利は55万円減る
✔️ 月々の支払いは8400円減る
✔️ 手元のお金は300万減る
という結論になりました。
注意すべき点は「無理な借入金額にならないようにする」ことだけだと思う
私は手元に300万を残すために頭金ゼロを選びました。
もちろん、トータルで支払う金利は少ないに越したことはないし、月々の返済額も少ないほうがいいです。
でも、貯金が340万円しかなかったら、手元の現金が40万円になっても頭金を入れますか?
月々の返済を8000円減らすために300万円を頭金に入れますか?
私は、「無理な借入金額にならないようにする」ことさえクリアできれば、必ずしも頭金をいれる必要はないと思います。
住宅ローンほど低金利で長期間お金を借りられるローンはありません。
手元のお金に余裕がなくなって、高い金利でお金を借りたらそれこそ本末転倒
頭金ゼロは決して危ない橋ではないと思います
ですが、頭金ゼロは借入金額が大きくなりやすいということは間違いないので、頭金を入れる貯蓄がないからといって、借りすぎにならないように気を付けてくださいね。
手元に残る現金と、借入のバランスをぜひしっかり確認してもらいたいと思います。
貯金が少ない人は頭金ゼロでマイホームを買ったほうがいいと思うわけ:まとめ
✔ 買いたいときに住宅ローンが借りられる保証はない
✔ 完済年齢がどんどん延びる
✔ 頭金を入れると手元の現金が心もとなくなる
✔ 住宅ローンほど長く低金利で借りられるローンはない
✔ 現金が不足して高い金利で借りたら本末転倒
✔ 手元に残る現金と借入のバランスが重要
✔ 無理な借入額にならなければ頭金は必ずしも入れる必要はない