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仲介手数料無料は怪しい?意外なカラクリと利用時の注意点

みなさん仲介手数料は必ず払うものだと思っていませんか?

答えは『ノー』です
わが家は不動産屋やさんに仲介してもらったにもかかわらず、仲介手数料を払っていません。
そのおかげで、なんと諸費用を約100万円抑えることができました。
諸費用の中でもかなり高額になる『仲介手数料』。
でも、タダほど高いものはないというし…なんか怪しいのでは?…思う方も多いと思います。
- 仲介手数料がかからないなんて、いったいどんなカラクリなの?
- 払わない代わりにサービスが悪いのでは?
実は『怪しい』ということは全くなく、しかもみんなハッピー、WIN-WINだとしたらどうですか?
ということで、そんなみなさんに安心していただけるよう、この記事では仲介手数料無料のカラクリ、全貌をお伝えしていこうと思います。
- なぜ不動産屋が仲介手数料無料で仲介できるのか
- 仲介手数料の仕組みと計算方法
- 実は誰も損しない?仲介手数料無料がみんなハッピーなわけ
- 仲介手数料を無料にしたい場合に『これだけは気をつけたい』注意ポイント
これから住宅購入を考えている方、仲介手数料を無料にすることができれば、購入資金をかなり抑えることができるので、ぜひ検討してみてくださいね。
仲介手数料の全貌とは?カラクリや利用時の注意点を知ろう
仲介してもらうのにお金がかからないなんておかしい…何か裏があるはず…
そう思うのは自然なことだと思います。
ただ、これには誰も損しないちゃんとしたカラクリがあるんです。
結論から言うと、仲介手数料無料とは、『買主の仲介手数料を無料にしている』ということなんです。
つまり仲介業者は売主からはちゃんと手数料をもらってるということです。

慈善活動じゃないんだから当たり前と言えば当たり前。
これまでの大多数の仲介業者は、売主と買主それぞれから手数料を取っていましたが、最近では買主の手数料を無料にしたり、50%に下げるところが増えてきました。
買主の仲介手数料を無料にしたら業者が損をする?
ここで一つの疑問が。
せっかく売主と買主からそれぞれ手数料がもらえるのに、わざわざその一方の権利を放棄するなんて、損するんじゃないの?
ということ。
『買主が無料である』ということがポイント。実は誰も損しないどころか、むしろハッピーになれちゃうんです。
それはどうしてなのか、具体的に説明していきます。
買主の仲介手数料を無料にする=購入のハードルが下がる
ここで、買主、売主、仲介業者が何を嬉しいと思うのかをまとめてみましょう。
住宅売買に望むこと | |
---|---|
買主 | できるだけ安く買いたい |
売主 | できるだけ早く売りたい |
仲介業者 | 買主と売主に喜んでもらってつぎの仕事につなげたい |
こんな感じになると思います。
ここでポイントとなる、『買主の仲介手数料が無料』になるとどうなると思いますか?
- トータルの購入費用が下がるため、買主の住宅購入のハードルが下がる
- 売主の手数料は、買主が無料でも有料でも同じ。なら早く売れやすいほうが嬉しい
- 売主は早く売ってくれる業者に任せたいわけだから、売主にも選んでもらいやすくなる
- 買主の仲介手数料を無料にすることで、仲介業者は顧客を獲得しやすくなる
- 買主が満足すれば、口コミや紹介でさらなる顧客を獲得できる可能性が高まる

少し考えただけでも、『買主の仲介手数料無料』にはこれだけたくさんのメリットがあります。
損して得とれ、じゃないですが、住宅購入のハードルを下げてあげることで、みんなハッピーになる。
仲介手数料無料には、そんな理にかなったカラクリがあったんですね。
仲介手数料の計算方法
わが家は仲介手数料が無料だったことで、住宅購入費用を約100万円抑えることができました。

では、実際に仲介手数料の金額がどのように計算されるのかチェックしてみましょう
仲介手数料の計算方法は下記のようになります。
(物件本体価格×3%+6万円)×消費税
31,800,000円×3%+6万円=1,014,000
1,014,000円×消費税8%※=1,095,120円
※2017年購入当時の消費税
だいたい3000万円で100万円の仲介手数料がかかる計算です。(消費税率によって多少の変動あり)
これだけあれば、叶えられることもたくさんありますよね。
- 手元の現金にゆとりができる
- 頭金にして借り入れを減らせる
- 希望のオプションが付けられる
- 希望の区画に手が届く(新築分譲の場合など)

仲介してもらうメリットはそのままに、手数料を節約できるのだから、やらない理由はない?!
わが家は幸いにも、とても良い不動産屋さんで、私たちから手数料を取らないからといって中途半端なお仕事をされたことは一度もありませんでした。
節約できる金額がかなり大きくなるので、少しでも諸費用を抑えたいという方にはおすすめします。
仲介手数料の目安(消費税10%の場合)
- 2000万円なら72万円
- 3000万円なら105万円
- 4000万円なら138万円
- 5000万円なら171万円
どちらがおすすめ?仲介手数料を払わずに家を買う2つの方法
仲介手数料を払わずに住宅を購入する方法としては、主に下記の2つになります。
- 仲介手数料無料の不動産屋を選ぶ
- 直接売主から買う
実際に私が住宅購入を経験してみて、身に染みて思うことがあります。それは
不動産屋さんに仲介してもらって本当によかった
ということなんです。
不動産売買が初めてだという方は特に、仲介してもらってよかったと思われる場面が多くあると思います。
特に私は共働き家庭で、働きながら子育てしながら、という状況だったので、不動産売買のプロである不動産屋さんが満足いく売買に導いてくださったことを今でも感謝しています。

やはり餅は餅屋。流れを把握しているので、絶妙なタイミングで次のステップを示してくれる
住宅購入初心者だからこそのいろんな不安や質問にも、プロがすぐに答えてくれるのがありがたかったです。
私は個人的には、手数料無料なのだから仲介業者にお願いしてスムーズに売買できるほうが良いと思っています。
ただ、時間もしっかり取れる方、なかなかない機会だから全て自分でやってみたい!という方は、非常に良い経験になることは間違いありませんので、ご自分でチャレンジしてみてもいいかもしれません!
仲介手数料を無料にするために気をつけること
なんだ!仲介手数料無料っていいことだらけじゃん!うちも実践しよう!
と思った方。ひとつだけ注意しなくてはならないことがあります。それは
という暗黙のルールがあるんです。
つまり、もし仲介手数料無料の不動産屋やさんがあることを知らずに、手数料を取る業者と物件の内見をしてしまった場合、原則としてその物件の仲介はその業者にお願いすることになります。

気に入った物件の内見は慎重にね。
『仲介手数料無料』実は全然怪しくないみんなWIN-WINな方法だった
ということで、私自身が住宅購入を通して実際に経験した『仲介手数料無料』のカラクリや注意点についてお伝えしてきました。

今でこそこんなふうに言ってますが、最初は『無料って大丈夫なのかよ…』と疑っていたことは、ナイショ(笑)
諸費用は現金で出ていくことが多いです。少しでも手元に残しておくことができると嬉しいですよね。
諸費用の節約は仲介手数料だけではないですが、セーブできる金額が大きい方法なので、これから住宅購入を考えている方はぜひ検討していただければと思います。