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中古アップライトピアノの探し方 | 予算に合うお気に入りの一台に出会う方法


こんにちは。
絶対音感を持っているマドです。
小さい頃からピアノを習っていました。
ピアノで音楽に身近に慣れ親しみ、高校・大学では吹奏楽で管楽器を吹いていました。
音楽の楽しさはもちろん、基本的な音感や知識を得ることができ、ピアノは『やっていて良かった』と思える習い事のひとつでした。
そんなピアノをわが子にも習わせたいという思いで、中古のピアノを購入しました。
ピアノを習わせる時に購入する楽器としては
- アコースティックピアノの新品
- アコースティックピアノの中古
- 電子ピアノ
のうちのどれかを選んでスタートすると思います。
わが家の場合、『本物の打楽器で経験させたい』という希望と、金額的な事情を考慮して、中古のアップライトピアノを購入することにしました。
ただ、中古のピアノを購入する場合、良し悪しの判断や、値段の妥当性などを素人が判断するのはとても難しいです。
出来る限り予算に合ったいいモノを探したいと誰もが思うことですよね。
では中古ピアノはどのようにして探せばいいのでしょうか。
ということで、今回の記事では、わが家が中古のピアノをどのように探し、どのくらいの期間を経て購入に至ったのか、ひとつの実例としてご紹介したいと思います。

また、今回縁あって購入することになった、ディアパソンというメーカーのピアノについてもまとめたのでご紹介します。
- 失敗しないための中古ピアノの探し方
- 中古ピアノは一期一会。出会うまでどのくらいの期間を見ておくべきか
- ヤマハ・カワイだと予算が…という方へ。ディアパソンというメーカーについて
- わが家が購入した中古ピアノの購入費用
新品のピアノはどうしても予算が足りないけれど、どうしてもアコースティックピアノを購入したい方、予算をかなえつつ素敵なピアノに出会うために、ぜひ参考にしてください。
一期一会!これだと思える中古ピアノに出会うためにわが家がしたこと
ピアノに限らず、中古というのはいつどんなものが入ってくるか分かりません。
そのため、希望の時期に、希望の予算で、かつ納得のいくコンディションの中古ピアノを購入するのはとても難しいです。
新品も、楽器というのは一台一台個体差がありますが、中古となるとさらに状態は千差万別。
- これまでのお手入れ状況
- 保存環境
これらの状態によっては、ボロボロのものもあれば、同じ年数が経っていてもとても状態の良いものもあります。
その中から、これだ!と思える一台に出会うために、わが家がしたことは下記の2つでした。
- 中古ピアノの仕入れルートのある業者に依頼する
- かなり早くから探し、いつまでにと期限を設けない
良い中古ピアノとの出会い=出会う数の多さ?
中古というのは、同じ年代の同じメーカーであっても一台一台状態がまったく違います。
その中で、希望の予算に合っていて、コンディションもよいものと出会うには、絶対的に『出会う数』が多くないと無理です。

『たまたまお店に置いてある中古ピアノが気に入ってしまった!』ということもないとは言いませんが、それはとても運が良いことだと思います。
そのため、わが家は知り合いのピアノの先生に業者さんを紹介してもらい、中古ピアノを探してもらうことにしました。
業者さんに頼む利点は下記の通り。
- 予算に合ったピアノを探してもらえる
- プロなのでコンディションの見極め・手入れが信頼できる
- 仕入れルートがあるので多くの台数のなかから選んでもらえる
わが家がお願いした業者さんは、おかかえの調律師さんがいらっしゃったのですが、『いい一台です』と言っていただけて安心できました。
私のように趣味で音楽をしていた人間には、その楽器の良し悪しを判断できるだけの知識も経験もありません。

今はインターネットでも購入できる時代だけど、個人的には楽器をインターネットで買うことはこの先できる気がしません。
最後は実物を見に行って、試し弾きをさせてもらって決めました。
何台も見に行って試し弾きをするのも大変なので、『これは良いよ』というものを選んで紹介してもらえたのはありがたかったです。
良い中古ピアノと出会うには時間がかかる
これだと思える中古ピアノと出会うには、予算が少ない場合はもうタイミングと運です。
なので、お勧めしたいのは『いつまでにと期限を決めないこと』です。

我が家は業者さんにお願いをしてから、購入したピアノと出会うまでに1年かかりました。
たまたま条件に合うピアノが出てくればもっとすぐに見つかるかもしれないし、もっとかかるかもしれないし、それは運とタイミングでしかないです。
わが家は娘が生まれて速い段階で、『いずれピアノを』と考えていたので、必要になるかなり前からピアノ探しを始めました。
わが家が購入した中古ピアノはどんなピアノ?費用と予算
わが家が購入した中古アップライトピアノがどんなピアノでいくらしたのか、ご紹介しておきますね。

- 予算: 15万円(出せても20万円)
- 購入: 18万円(運送費込み)
- メーカー: ディアパソン
18万を高いと思う方もいらっしゃると思いますが、アコースティックピアノを購入しようと思うと、低予算な方になります。

新品は100万くらいします…
業者さんに依頼し、時間をかけて待ったおかげで、年代ものではありましたが調律師さんも太鼓判の状態のいいピアノと出会えました。
最後に、わが家が購入したディアパソンというメーカーをご存知ない方のために、どんなメーカーなのかまとめてみました。
ディアパソンってどんなピアノメーカー?
高校のころまでピアノを習っていましたが、ディアパソンというメーカーは実は聞いたことがありませんでした。
縁があって今回購入することになったディアパソン、どんなメーカーなのかを調べてみました。
ディアパソンの変遷
株式会社ディアパソン(DIAPASON)は、かつて存在した浜松市のピアノ関連会社である。
DIAPASONブランドのグランドピアノおよびアップライトピアノの卸販売を行っていた。
河合楽器製作所の子会社であったが、2017年6月1日に河合楽器製作所と合併して解散した。
ディアパソンピアノは2018年現在、カワイの一ブランドとして販売されている。
引用:Wikipedia
カワイは知っていても、カワイから発売されているディアパソンピアノはご存知ない方も多いのではないでしょうか。

大橋幡岩が完成させたディアパソン
1947年 – 大橋幡岩が曳馬木工所を設立し、ディアパソンピアノの試作品を製作。
1948年 – 大橋幡岩が浜松楽器製作所の技術部長に就任。ディアパソン第1号が完成。
1949年 – 浜松楽器製作所と曳馬木工所が合併し、浜松楽器工業株式会社が設立。
1958年 – 浜松楽器工業 (株) が河合楽器製作所の子会社となる。
1986年 – 株式会社ディアパソン設立。
2017年 – 河合楽器製作所と合併し解散。
引用:Wikipedia
ディアパソンは大橋幡岩が試作品を製作・第一号を完成させたピアノです。
この方はのちの大橋ピアノ研究所(OHASHI)を立ち上げていらっしゃいます。

わが家がピアノを購入したときに調律をしてくださった方も、大橋さんのお話をされていました。
ピアノ界隈では非常に有名な方だそうで、国産ピアノの祖ともいうべきお方なのだそう。
ディアパソンは特にグランドピアノが有名
知る人ぞ知る、ということで、私のような趣味でピアノを弾いていた人にとって、ディアパソンははあまりなじみがありませんが、音楽関係者の間では高い評価を得ており、中でもグランドピアノに定評があるそうです。
わが家が購入したのはアップライトピアノですが、グランドピアノの評価に裏付けされた技術が結集されていると思うと、感慨深いものがあります。

中古ピアノは『出会い』プロの力と時間をかけてお気に入りの一台を見つけよう
わが家が予算内で気に入った中古のアップライトピアノに出会うまでに行ったことや、実際の費用についてお伝えしてきました。
本来、楽器は一台一台個性があり、新しいものであっても微妙な違いがあります。
私はその違いを感じ取れるほど力はありません。だからこそプロに任せたのです。そしてその選択は正解だったと思っています。
ピアノや吹奏楽経験を通して、音楽に携わる知り合いが身近にいた私は恵まれていました。
もしそういうつてがなくても、ご自宅の近くの楽器店に、中古のピアノを探していることを相談して業者さんを紹介してもらっても良いでしょう。
もし知り合いにピアノを習っている人がいれば、つてが見つかる可能性もあります。

関東にお住まいであれば、私がお願いした業者さんをご紹介することもできますので、その場合はコンタクトページよりお問い合わせいただければと思います。
ここまでをまとめると
- 中古ピアノとの出会いは一期一会なので、少しでも多くの候補から選べるよう業者さんに探してもらえると◎
- 予算が少ない場合はコンディションの良いピアノになかなか出会えないので、早めに探し始めて時間をかけて探そう
- ある程度のクオリティを求めると中古でも最低20万くらいかかる
- ディアパソン製はしっかりした作りながら、ヤマハ・カワイよりも低予算で購入できることもある
中古とはいえ、アコースティックピアノは大きな買い物です。
みなさんが納得のいく、お気に入りのピアノに出会えるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました♪