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建売にカーポート後付け| 費用・工事内容や気をつけるべきこと丸わかり

新築一戸建ての建売を購入し、引き渡し後にカーポートを後付けしました。
通勤や保育園の送り迎えで日々の移動は車中心の生活。子どもまだ小さいのでカーポートはどうしても欲しかった!
雨よけだけでなく雪よけ、日よけ、車の保護にもなり、あるとQOLがグッと上がるとっても便利な設備。個人的にはホントに付けてよかった!
この記事ではカーポートの後付けを検討している方に向けて、事前にチェックしておくべきポイントや、カーポートの設置に関するQ&Aをまとめました。
また、実際に設置して思ったメリット・デメリットも率直レビュー。
- カーポートっていくらぐらいで付けられる?
- 設置場所にはすでにコンクリートが打ってあるけど大丈夫?
- 工事の立ち会いは必要?工事は何日?
- カーポートをつけると固定資産税が高くなる?
- カーポートは建ぺい率に影響する?
- 建築確認申請が必要?
- ココだけは気をつけて欲しいデメリット
カーポート後付けにかかった費用
カーポートはいくらくらいで設置できたのかというと、わが家の場合は下記の条件で税抜10万円強でした。
- 1台用
- 片流れ
- 雪はほぼ降らない地域
- オプション無し
おそらく1台用の片流れタイプが1番ポピュラーだと思います。
選んだカーポートの仕様
選んだのは『プレシオスポート』というエクスショップさんで1番お手頃価格のカーポートです。

仕様は下記の通り。
- メーカー: Value Select
- 商品:プレシオスポート(積雪20センチ対応)
- タイプ: 片流れ
- 幅:2,700mm
- 奥行:5,052mm
- 色:ノーブルステン
- 屋根材:ポリカーボネート(ガラスマット)
- 柱仕様:ハイルーフ柱仕様(有効高約2,250mm)
予算重視で1番安いものを選んだんですが、見栄えも悪くないし十分しっかりしてて使用には全く問題ないです。
このプレシオスポートは少し屋根が丸みをおびているタイプですが、直線的なタイプもあります。


商品数もかなりたくさんあるので、予算と好みに合わせて選べます。
カーポートの見積もり内容
当時のプレシオスポートの見積もり内容は下記の通り。
項目 | 金額 |
---|---|
カーポート本体 | 102,000円 |
施工費 | 35,000円 |
ハツリ | 6,000円 |
諸経費 | 3,000円 |
残土・ガラ処分 | 0円(自分で処分) |
合計 | 146,000円 |
当時は施工費のキャッシュバックキャンペーンをやっていたので、ここからもろもろ値引きが入って最終的な金額は102,500円(税抜)になりました。
現在は、施工後の写真とアンケートに協力するお約束で5%割引になるキャッシュバックキャンペーンをやっています。
ほかにもエクスショップで施工したことのある人の紹介で施工料5000円割引に。
紹介してほしい方がいらっしゃれば問い合わせからマド宛にご連絡くださいませ。

(紹介すると私も5000円のギフトカードがもらえますw)
概算見積もりはエスクショップのホームページですぐに出でるので、まずはあなたのお家の条件でいくらになるかチェックしてみて。
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カーポート後付けまでの流れ
次にカーポートの見積もりをとってから工事が完了するまでの流れをまとめてみました。
工事の日数や立ち合いの有無など目安になると思います。
見積もり〜現地調査〜工事完了
見積もりから工事までの流れはこんな感じでした。
見積もりのために下記を確認しておく。
- 駐車場の幅
- 駐車場の奥行き
- 車高(支柱の高さ)
- 設置場所がコンクリートまたはアスファルトか
- 支払方法(振込・クレジット・ローン)
概算見積もりのページから現地調査の依頼。その後担当者から希望日時確認のメールが届きます。
時間は30分もかからなかったと思います。
現地調査後、当日中に正式見積もりをメールで受領。
メール内のリンクをクリックしてウェブ上で見積もりを確認します。
ウェブから図面も確認できます。
見積もり確認後、変更等なければそのままウェブ上で正式発注。
工事可能な日にちがメールでお知らせされるので、都合に合わせて工事日を決めます。
初日は立ち合いの上、設置箇所などの最終確認をします。1台用片流れカーポートの工事は2日間でした。
工事完了後、請求金額と振り込み口座情報がメールで届きます。(振り込みの場合)
正式発注はウェブサイト完結なのでスムーズなのと、やりとりはすべてメールなので煩わしさがなくてよかったです。
わが家の場合、工事完了まで27日。
ちょうど込み合っていて現地調査が6日後になったのと、提案していただいた工事日が予定が合わなくて延びてしまったので1ヶ月近くかかりました。
時期によるのであくまでわが家の場合ではありますが、1ヶ月くらいかかると思っていた方がよいかと思います。
カーポートの工事内容
次に、『カーポートの工事ってどんな感じなの?』という方のために、わが家のカーポート工事の様子をご紹介します。
- 工事は2日間
- 初日は要立ち合い
- 事前に図面で設置場所の配管をチェック
作業内容: 1日目
1日目は柱を固定する作業。初日のみ要立ち合いでした。
- 支柱を立てる部分のコンクリートをハツる
- 土を掘り起こす
- 支柱をコンクリートで固定する
1. コンクリートはつり
まず支柱を立てる位置を職人さんと最終確認。
そのあと既存のコンクリートを取り除きます。
2. 土の掘り起こし
次に取り除いたコンクリートの下の土を掘り起こします。
深さは60センチ以上とのこと。これがなかなか深い!
掘っていく途中何かにぶつかったので、大丈夫かどうか一緒に確認しながら掘り進めました。(そういう意味でも初日は立ち合いが必要なんだと思います。)
結局それはただのズダ袋だったので大丈夫でしたが(それはそれで問題w)、場合によっては配管に当たってしまうこともあるのだとか。
万が一配管を傷つけてしまうと一大事なので、図面がある場合はできるだけ事前に確認しておくことをおすすめします。
ちなみにこの穴掘り、機械で掘るのかと思いきやなんと手作業。
この専用のスコップ?でひたすら掘り進めます。

これが一番大変そうだった
3. 支柱の固定
最後に掘った穴に2本の支柱をコンクリートを流し込んで固めます。
初日はここまで。
作業内容: 2日目
2日目の工程は屋根の取り付けです。
立ち合いは不要とのことだったので、立ち合いなしでお願いしました。

昼頃戻るとカーポートはすでに完成していましたよ。
カーポート施工時の建築確認申請
建築物を建てるとき、『建築確認申請』というものが必要なんですが、カーポートも建築物の扱いのため基本的に建築確認申請が必要なんだそうです。
これから建てようとする建築物が建築基準法令をはじめとした建築基準関係規定について適合するかどうかを確認する作業
ただし、下記の2つの要件を満たす場合は不要。
- 建築物の床面積が10平米以下
- 建築位置が防火地域、もしくは準防火地域ではない
わが家のカーポートはというと、2.7m×5mなので13.5平米…

思いっきりこえてるけど申請してない。。
この確認申請は工事の前に届出る必要があるので、わが家は時すでに遅し。。ごめんなさい。
1台用なら建築確認申請不要なケースもあるので、確認してみてください。
でも実際のところは、1台用カーポートで確認申請している人はあまりいないみたいです。というのも、確認申請費用が高いので…
近隣に通報されない限りは大丈夫のようなんですが、カーポートをつけることでお隣さんの日当たりが極端に悪くなるとか、積もった雪が隣家に落ちることのないよう最低限の配慮はかかさないようにしたいところですね。
カーポート後付けする場合の建ぺい率について
後から建築物を立てる場合、建ぺい率も気になるところですよね。
すでに建ぺい率ギリギリの場合、カーポートを付けたら建築基準法違反にならないか心配…というご家庭もあるかと思います。
カーポートは建築物扱いなので基本的に建築面積にカウントされるんですが、条件を満たすカーポートは『建ぺい率の緩和措置』の対象になるのだとか!
建ぺい率の緩和措置
カーポートの多くは柱と屋根だけの構造ですよね。
そういった開放的な構造の建築物の場合は、建築面積の一部を算入しなくてもよいという緩和措置が設けられているんです。
建ぺい率の緩和措置についての根拠部分は下記にまとめました。
香川県の下記資料がわかりやすいのでリンクを貼っておきます。

カーポートと固定資産税の関係
カーポートは柱と屋根だけとはいえ建築物の扱いになるので、固定資産税の評価はどうなるのか?と思っている方も多いのではないかと思います。
柱と屋根だけのカーポートなら固定資産税はかからない
実際は、わが家が付けたような柱と屋根だけのカーポートは固定資産税の評価対象にはならないので、カーポートを付けても固定資産税は高くなりません。
その根拠について下記にまとめました。
固定資産とみなされる要件
建物が固定資産としてみなされるには3つの要件を満たしている必要があり、カーポートはこれを満たしていないので設置しても固定資産税に影響がないんです。
- 外気分断性
- 定着性
- 用途性
カーポートはこのうち『外気分断性』に欠ける(簡単に言うと壁に覆われていない)ので家屋としてみなされない=固定資産税の評価対象ではないということになります。
ガレージや物置などもこの要件に当てはめて、家屋とみなすかどうかで固定資産税に影響するかどうかが決まります。
下記の兵庫県のサイトの説明がとても分かりやすかったので参考までにリンクを貼っておきます。

実際にカーポートをつけてみたレビュー
最後に、実際にわが家がカーポートを付けてみて思った率直な感想をレビューします。
9割以上は『良かった!めっちゃおすすめ!』っていう話なんですが、実際に付けてみてひとつだけ気をつけてほしいことがあります。
後悔しないために注意してほしいこと
まず、これからカーポート付けようと思っている人にひとつだけ忠告。それは『思っている以上に柱がジャマ』です。
これが私がカーポートつけて唯一デメリットに感じていることです。
わが家の駐車場の幅は約2.9mあって、1台分としては比較的余裕のある幅なんですが、それでもカーポートを付けた後は支柱がジャマに感じます。
これよりも幅が狭いところにカーポートを付ける場合、同じ思いをする可能性大です。
カーポートをつけたせいで入出庫がしづらくてQOLをあげるどころか煩わしくてしょうがない!!なんてことになるかも。
一度つけたらそう簡単に撤去もできないので、本当に付けて大丈夫かよーく検討してほしいと思います。
快適!つけて良かったこと
と、デメリットから入りましたが、それ以外は基本めちゃめちゃ満足してます。
とにかく『快適!』ですね。
保育園の送り迎えと通勤で毎日車に乗る生活なので、雨を気にせず乗り降りできるのはすごく助かる!

カーポートなかったら、子どもたちを車に乗せてる間に自分びしょびしょになると思うw
あとは、最近3人目が生まれて車を買い替えたんですが、かなり高く買い取ってもらえて。
やはりカーポートがあると車が痛みにくいと思う。それだけで十分元取ってるかもしれない。
ほかに良かったことといえば
- 雪かきがすごく楽
- 夏に車内が暑くなりすぎない
- プールなどで遊ぶときの日よけになる
などなど。
入居した年にけっこう雪が降ったんですが、車が埋もれずにすんで雪かきが楽でした。
人感センサーライトを付けてさらに快適&防犯も
カーポートを付けると日よけになる反面、屋根下が薄暗くなりがち。
照明を付ける方多いと思います。
でも近くに電源がないと費用が高くなるので、そんな時は電池式のライトなんかも良きです。

配線不要なのでDIYも簡単だし、電池が切れたら交換するだけ。わが家も電池式をピコっと付けてます。

長い目で見るとコスパはあまり良くないと思うので、近くに電源があるお家はそこから配線をひっぱって人感センサーライトにするのが良いと思います。
ライトを道路側に向ければ防犯対策にも。
耐用年数を考えるとコスパのいい設備
カーポートわが家の場合は10万ちょっとで付けられたわけですが、耐用年数かなり長いのでカーポートって実はかなりコスパの良い設備だと思いませんか?
一般にはカーポートの耐用年数は10〜15年らしいんですが、施工をお願いしたエクスショップさんでは取り付けから18年は壊れたという報告がないんですって。
18年は持つと考えると
- 1年あたり6000円
- 1ヶ月あたり500円
- 1日あたり16円

実家のカーポートなんて30年くらい壊れてないからもっと高コスパかも。
近頃は台風の被害も増えてるから破損する可能性もあるけど、火災保険で『風災』をカバーしていれば補償されるそうです。
カーポート後付けまとめ
設置スペースさえ十分にあるなら、おすすめしない理由が見当たらないくらい個人的にはカーポートおすすめです。

特に子育て世代やお年寄りがいるご家庭。
建売だと付いてないことが多いと思いますが、コンクリート打ってあっても取り付けには全く問題ないし、あっという間に付いちゃいます。
カーポート付けたいなと思っている方はぜひ!
記事中にも書きましたが、わが家が施工をお願いしたエクスショップさんであればご紹介できますので、ご希望の方は問い合わせページか、TwitterのDMからお気軽にご連絡くださいませ〜。
ウェブ上で見積もりする際は、『エクスショップの輪』に忘れずにチェックを入れてくださいね。


そのあと現地調査を依頼するときに、詳細欄に私の名前と番号を記載していただくことで割引が受けられます。
最後にここまでをまとめると
- 1台用カーポートなら10万円台から付けられる
- 工事は2日間、見積もりから工事完了までは1ヶ月程みておく
- 建築確認申請について事前に要確認
- 建ぺい率の軽減措置が適用される可能性あり
- 柱と屋根のカーポートは固定資産税はかからない
- 支柱がジャマなので、本当に取り付けて大丈夫かよくシミュレーションが必要
最後までお読みいただきありがとうございました。
カーポート後付けを検討している方の参考になれば幸いです。